製品アセスメントマニュアル

はじめに

製品アセスメントとは生産者が製品の開発段階で、生産、廃棄、再資源化、処理、処分における安全や資源の有効活用、環境保護に考慮し製品設計段階で行う事前評価です。全日本ベッド工業会では、資源リサイクル推進議員連盟(会長:甘利 明 衆議院議員、事務局長:松原 仁 衆議院議員)のご指導もいただきながら、「資源有効利用促進法」に基づき「製品アセスメントマニュアル」をここに策定し、スプリングマットレスの供給者としての責務を明確に致します。

目的

ベッド業界として製品の設計・製造に際し、使用された後の処理・処分に至るまでを考慮し、スプリングマットレスの再資源化・処理の容易化などを促進する。スプリングマットレスに係る「製品アセスメントマニュアル」を作成し、製品アセスメントの実施により、スプリングマットレス環境問題の解決に資することを目的として実施するものである。

  1. 廃棄物の発生抑制
  2. 循環的な利用の可能性向上
  3. 適正処理処分

対象

  1. 新たに設計製造する全てのスプリングマットレスを対象とする。
  2. 主として一般消費者が使用する製品について実施し、試作品やデモ用品は対象としない。

製品ごとの評価項目及び基準について

製造事業者は製品の安全性及び耐久性等を考慮の上、第8章の「製品アセスメントガイドライン」に基づき、製品ごと又は製品群ごとの特性に応じた適切な評価項目、評価基準を設け、アセスメントを実施し記録を保管する。

製品アセスメントの実施方法

製造業者は、次の内容を盛り込んだ自社製品について製品アセスメントの実施規定を策定し、製品アセスメントを実施するものとする。

  1. 製品の開発規定の中に製品アセスメントを位置付ける。
  2. 設計、試作、量産時のいずれか又は複数時点で実施する。
  3. 評価基準は可能な限り定量化につとめ、評価項目、評価方法と合わせて自社特性に応じたものとする。
  4. 製品の新規度(材料、構造、機能など従来製品との対比)及び環境に及ぼす影響に応じた評価項目、評価基準、評価方法を決め、各個別項目の評価をすると共に個別評価の結果を集約し総合評価を行う。
  5. 製品アセスメントの実施状況確認、製品アセスメント結果に基づく処理などは記録をすること。
  6. 製品アセスメントのフォロー、フィードバック、時代の変遷や技術の進歩により自社の製品アセ スメント実施規定の見直しを適宜行う。
  7. 実施当初においては、対応可能な項目から順次速やかに行うこととする。

製品アセスメントにおける評価方法

評価項目としては「再生可能材料の使用」から「分解困難な複合材の削減」まで15の大項目と、 それぞれの下位に位置する合計17の小項目がある。 評価方法には製品ごとにどの評価項目を採用するか、評価項目ごとの点数化や評価項目間の重み づけのあり方等については各社の任意である。

評価項目

「製品アセスメントガイドライン」の構成概要について示す。
ガイドラインの構成

項 目各構成の記述内容
評価項目・もれなく製品アセスメントを実施するための項目リストを提示する
・製品アセスメント実施の目的・方向性を示す
評価基準・項目ごとに評価を行う際の視点・考え方を示す
・YES/NO で回答可能な疑問文の形で記載する
評価方法の例・具体的な評価の方法(評価指標、比較対象等)を示す
・評価方法は以下の2つに大別される
1)基準となる製品(従来同等製品・比較対象等)と比較する
2)一定の条件を満たしているか(法令等を満たしているか、実施可能性に ついて検討したか等)をチェックする
・複数の方法を併記する場合もある(複数の選択肢を提示)

組織・体制

製造事業者は事業所ごと又は本社、本部に製品アセスメント実施の責任者を設置し、製品アセスメントの実施及びその記録保管を行う体制を整える。

製品アセスメントガイドライン(リサイクル配慮設計)

用語の定義(本アセスメントガイドラインで使用する文言を以下の通りで定義する)
再生可能材料:現有技術で再利用材料として再生できる可能性のある材料
再利用処理 :加熱、溶融、破砕、解体等の材料再利用時に必要な処理
安全性 :再利用処理にあたり人体への危害、火災、爆発、公害発生等の危険性の無いこと

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